MENU

logo

セミナー・イベント詳細/講演概要

  • 2025.11.27

  • 13:00 - 13:30

[WE-8]

口腔内バリア機能強化に利用可能な植物由来成分の探索

密着結合(タイトジャンクション、TJ)は上皮細胞の頂端部で細胞間のすき間を密着させてシールするタンパク質複合体からなる特異な構造で、多くの組織のバリア機能を担っていると同時に、次世代医薬品の体内移行の障壁ともなる。当研究室では、まず柑橘系果皮由来フラボノイドのナリンゲニンがTJを強化する活性を見だした。その後ナリンゲニン誘導体であるサクラネチン・イソサクラネチンに低濃度でTJ強化、高濃度でTJ緩和の二相性のTJ制御活性を見出だした。

空席あり

受講料(事前):0円

受講料(当日):0円

登壇者詳細

廣明 秀一 氏 

東海国立大学機構 名古屋大学 創薬科学研究科 教授

1992 大阪大学薬学研究科博士後期課程修了 博士(薬学)、1992 日本ロシュ株式会社、1994 F Hoff man La Roche研究所(スイス、バーゼル)出向。1996 生物分子工学研、その後神戸大・横浜市大を経て、2011 名古屋大学大学院理学研究科 教授、2012 名古屋大学大学院創薬科学研究科 教授、2017 名大発ベンチャー 合同会社BeCellBar 創業、現在 創薬科学研究副科長、TJ裏打ちタンパク質によるTJ制御機構の解明に取り組んでいる。